将棋の藤井聡太王座(竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖、22)に永瀬拓矢九段(31)が挑戦する第72期王座戦五番勝負が9月18日、愛知県名古屋市の「名古屋マリオットアソシアホテル」で第2局の対局を開始した。シリーズは藤井王座の1勝。連勝で初防衛に王手をかけるか、タイトル奪還に燃える永瀬九段が追いつくか。本局の先手は藤井王座。
【中継】藤井王座VS永瀬九段 注目の第2局(生中継中)
藤井王座の初防衛か、永瀬九段の奪還か。注目の五番勝負第2戦は、JR名古屋駅の真上に位置する名古屋マリオットアソシアホテルを舞台に争われる。挑戦者の永瀬九段は、“前にしか進まなず退かない”ことから「勝ち虫」と呼ばれるトンボ柄を織り込んだ薄青色の羽織を着用。8時41分頃、早々に対局場へ入室した。一方、タイトルホルダーの藤井王座はわずかに緑がかった白色の着物・羽織に灰色の袴を合わせ、同48分頃に姿を見せた。
4日に行われた開幕戦は、角換わりの出だしから藤井王座がやや意表の3三金型早繰り銀を志向。後手番でも積極的な動きを見せた若き王者に対し、永瀬九段はバランス重視で対抗した。難解な中盤戦では、解説陣が「普通の人はスルーしてしまう」という柔軟な発想で挑戦者に揺さぶりをかけ、混沌から抜け出してみせた。リードを奪って突入した終盤戦では、藤井王座が持ち前の力を発揮し独創性を披露。手が広い局面でも視野を広く攻めを組み立て、鮮やかに勝利を手にした。
短期決戦の五番勝負とあり、一局一局の重みは別格だ。本局で先手番となる藤井王座が連勝を飾り防衛に迫るのか、永瀬九段が追いついて見せるのか。一手一手の進行から目が離せない。
持ち時間は各5時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。