1

台風14号がきょう(水)の夕方から夜に沖縄本島に最接近する見通しです。沖縄や奄美は雨や風が強まり停電などが発生するかもしれません。西に進む台風としてはスピードが速く、あす朝には天気が回復に向かう見込みです。その後台風は中国大陸に進んで熱帯低気圧に変わるとみられています。ただ、この台風、熱帯低気圧に変わった後も大問題です。

■湿った空気の塊が秋雨前線に取り込まれて日本列島へ

熱帯低気圧に変わって強風は収まりますが、熱帯由来の湿った空気は残ります。この湿った空気が秋雨前線に取り込まれて、3連休に日本列島に流れ込む予想となっています。このため西日本から北日本にかけて、台風と同じような雨の降り方になる恐れがあります。さらに秋雨前線は停滞気味で大雨が長時間続くため、総雨量が大幅に増える可能性があります。短時間で通り抜ける沖縄より危険な状況になるかもしれません。台風ではないと油断をしないで本州付近でも大雨の備えを早めにしてください。

■次の台風候補?発達次第でさらなる大雨に警戒

19日(木)夜9時予想天気図 沖縄の南の低気圧に注目

台風14号や秋雨前線のほかにもう一つ気なる存在があります。あす19日(木)の夜には、沖縄の南に新たな低気圧が発生する予想です。この低気圧が、台風クラスにまで発達すると、一段と強い暖湿流が日本列島に流れ込んできて連休中から更なる大雨をもたらす恐れがあります。気象庁は台風になる予想をしていませんが、海外の気象モデルでは台風級に発達して連休明けに九州に接近する予想をしているシミュレーションもあります。台風14号だけではなく、この低気圧にも注意が必要です。

■連休中 川のレジャーは厳重注意

大雨時の注意ポイント 危険な場所に近づかない

3連休ということでお出かけを計画している方も多いと思いますが、雨の降り方には細心の注意を払ってください。特に川のレジャーは急激に水位が上昇する恐れがあります。また、ドライブ中も危険が潜んでいます。アンダーパスなどは冠水する恐れがあり、前の車について行ったら自分の車が動かなくなってしまう可能性も。冠水の深さが分からない場合は侵入しないことが重要です。計画を取りやめることも念頭に安全第一でお過ごしください。

・台風14号はあす18日に沖縄最接近 本州付近も猛烈な暑さに 中秋の名月みられる?・100年以上“猛暑日知らずの街”今年も「エアコンは使っていない」移住の相談は約2倍 さらに、夏でもサウナが味わえる“涼しい街”も・「川に白い水が流れている」で発覚 38年間トイレなどの汚水垂れ流し・日本人に初「むち打ち刑」20回 強姦罪で判決 シンガポール…禁錮17年6カ月に加え・珍しい「マリモ」東京周辺で続々発見 多摩川の石からムクムク成長

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。