台風14号はあす18日に沖縄最接近　本州付近も猛烈な暑さに　中秋の名月みられる？

大型の台風14号が沖縄地方に向かって北上しています。前回奄美地方を直撃した台風13号のコースと似ていますが、13号と比べてやや南寄りのコースを取るため、沖縄地方でも影響が大きくなりそうです。また13号よりも速度が速く、接近時は時速45kmで進む予想です。大型で強風域も広いため、沖縄ではきょう17日のうちから風が強まる予想で、予想最大瞬間風速は25m。あす18日は、沖縄と奄美で瞬間的に30mの危険な風が吹く見込みです。風による停電被害などに備えてください。

■台風　西〜東日本に危険な暑さをもたらす

台風14号の影響は沖縄・奄美での雨風にとどまりません。台風が送りこむ暖かく湿った空気の影響もあって、きょう17日は西日本から東日本の広い範囲で35℃前後の危険な暑さが予想されています。特に、関東周辺は前日よりも大幅に気温が高くなるため体調管理に十分注意してください。また、大気の状態が不安定となるためゲリラ雷雨の可能性が高くなっています。

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■17日夜、中秋の名月はみられる？

〇西日本〜東日本　
お月見できるところが多くなりそうです。日本海側は曇り予想となっていますが、雲は比較的薄く、隙間もあるため朧（おぼろ）な月が楽しめそうです。ただし、山間部は天気が崩れやすく、ゲリラ雷雨など天気急変の可能性があります。空模様の変化に注意してください。

〇北日本
日中は雲が広がる北海道も夜になると気圧の谷が抜けて、晴れてくる予想です。ただ、東北北部は秋雨前線の影響で雲に覆われやすくなりそうです。遅い時間ほど雲が分厚くなり、雨も降りやすくなってくるため、チャンスがあるとすれば日没後すぐの時間です。月がまだ東の空にある、夜の早い時間がおすすめです。

■暑さのち大雨　全国的に大雨に注意警戒

西日本から東日本を中心とした危険な暑さは19日頃にかけて続く予想です。
週末からの3連休は暑さが落ち着くものの、大雨に警戒が必要です。
20日から22日頃にかけて秋雨前線が活発になるため、北日本から西日本にかけての広い範囲で雨脚が強まる予想です。警報級の大雨となる可能性もあるため、連休でお出かけを予定されている方は旅行先での天気に注意してください。