警視庁=東京都千代田区

末端価格約10億円分に上る覚醒剤を密輸しようとしたとして、警視庁薬物銃器対策課などは、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、埼玉県蕨市の指定暴力団住吉会系幹部、倉持幹男容疑者(76)ら40~70代の男女計6人を逮捕した。薬銃課は認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は、共謀して令和5年6月、メキシコ国内の空港から覚醒剤約15キロ(末端価格約9億4500万円)を隠した貨物を茨城県筑西市の空き家あてに発送し、成田空港から国内に輸入したとしている。

薬銃課によると、覚醒剤は細工を施した小型のベルトコンベヤーのローラー部分に隠されていた。機器の輸入を装って密輸しようとしたとみられる。同課は余罪があるとみて調査を進めている。

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