未明に埼玉県で相次いだ火災。男性2人が救助される様子をカメラが捉えていました。

■火災建物から2人救出 映像を独自入手

爆発音を発しながら、夜空に燃え上がる、真っ赤な炎。2階の窓にははしごがかけられ、住民らしき人が助け出されている様子がとらえられていました。数分後には部屋にいた男性が自力ではしごを下り、脱出する様子も…。救助された2人は、70代と30代の男性とみられています。目撃者は…
(救助の様子を目撃した人)「煙がひどかったんですよ。もう、ほとんど息ができないぐらい。1人の消防士さんが上がって、先におじいちゃんが(救助された)、後から(若い)男性が、少しずつはいはいみたいに(下りてきた)」
『建物から火災、火炎が見える』
この火災は、15日、午前1時半ごろ、埼玉県久喜市にある、木造2階建ての店舗兼住宅で発生しました。現場は団地などが立ち並ぶ住宅街。建物は全焼しましたが、けが人はいませんでした。
(草薙和輝アナウンサー)「火事があった埼玉県久喜市の現場です。ご覧のように2階建ての建物、1階部分2階部分が激しく燃えてしまったのが分かります。そして現在、現場では消防による作業が行われています」
久喜市の火災から1時間半後…鳴り響くサイレンと共に、夜空を焦がす不気味な炎。午前3時前、久喜市に隣接する埼玉県白岡市では、廃油などを保管している資材置き場から火の手が上がりました。
(火災の目撃者)「爆発音が2、3回聞こえたんですよね。それで窓の外を見てみたら、黒煙がもうもうと上がっていて、下から赤い炎のようなものが見えていた。これは何かが爆発して燃えている可能性があるんじゃないかなって直観的に思いました。」

■火災建物から2人救出 緊迫の一部始終

さらに午前0時過ぎには、白岡市の現場から6kmほどにある埼玉県杉戸町で、納屋などが燃える火災がありました。火は約4時間後に消し止められたものの、この火災で納屋が全焼、一部、母屋にも延焼しました。
(火災の目撃者)「夜中なんだけど、こんな時間に花火やるわけないし、何の音がしてるんだろうと思って玄関をぱっと開けただけでも、前が真っ赤なんですよ。火がもう高く上がっちゃってて。」
(半沢暁人ディレクター)「火災発生から16時間以上たった今も、焦げ臭い匂いがあたりに充満しています。」
3つの火災現場をみると、午前0時過ぎに起きた杉戸町の火災から、午前1時半ごろに火の手が上がった久喜市の火災、さらに午前3時前に起きた白岡市の現場が、約半径6km圏内で起きていたのが分かります。警察はそれぞれの火災の原因を調べています。


9月15日『サンデーステーション』より

▶「サンデーステーション」公式ホームページ

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