冷たい地下水が流れる鍾乳洞を楽しむ人たち=北九州市小倉南区の千仏鍾乳洞で2024年9月14日午後4時29分、吉田航太撮影
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 残暑厳しい中、北九州市小倉南区の「千仏鍾乳洞」では涼を求める人たちで例年以上のにぎわいを見せている。

 千仏鍾乳洞は国内有数のカルスト台地で知られる平尾台の中で最大規模の鍾乳洞。国指定天然記念物で、内部は1年を通じて気温16度と涼しい。岩間を進み、冷たい地下水に膝下までつかりながら狭い洞窟内を探索できる。大阪から来た大学生は「サウナの水風呂より水が冷たかった」と話し、仲間と水をかけ合って笑顔を見せた。

 支配人の古田省三さん(54)は「今夏は例年の約1・5倍の人出。いつもだと9月は少なくなるが、今年は休日に2000人訪れる日もあり、まだまだ多い」と驚いている。【吉田航太】

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