富士山を取材すると、閉山後も外国人らが抜け道を使って弾丸登山を強行するなど、危険な行為が横行していることが分かりました。
■閉山も外国人殺到 抜け道から登山強行
バリケードを次々とすり抜ける登山客 この記事の写真登山道に設置されたバリケードを次々とすり抜けてくる登山客。その多くが外国人です。今年は開山期間中におよそ20万人が訪れた富士山。10日に夏山シーズンが終わったことで、バリケードが設置されたばかりです。
すり抜けてくる人の中にはノースリーブに半ズボン姿の人も…。
フランスからの登山者 フランスからの登山者「(Q.頂上まで登った?)8合目まで登ってきました。でもそこで戻ってきました。山小屋が閉まっていて、夜をそこで過ごさないといけなくて。とても寒くて…だから戻ってきました」
「(Q.閉山していること知らなかった?)知らなかった」
山頂へ向かう時は、この場所を通らかなったのでしょうか?
フランスからの登山者「(Q.けさは違う道から山頂に行った?)そうです。そこにはバリケードがなかった」
閉鎖されていない道があるということなのでしょうか?登山客が指さした方向に、進んでみると…。
中国からの登山者 中国からの登山者「頂上まで行ってきました。閉山していたことは知っていました。向こうのゲートは閉まっていますが、ここから登れます」
「(Q.危険じゃないですか?)自分は大丈夫」 バリケードのない抜け道を使って…
取材中、多くの外国人登山客がバリケードのない抜け道を使って強行登山をしていました。
今季は9人が死亡今シーズンはゲリラ豪雨などが原因で遭難が相次ぎ、9人が命を落としています。
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■撮影に外国人殺到 “黒幕”撤去で混乱再び■撮影に外国人殺到 “黒幕”撤去で混乱再び
危険な行為は富士山周辺でも…。
富士河口湖町のコンビニ店富士山が乗っているような“映える写真”が撮れることから、一躍、人気となった富士河口湖町のコンビニ店。13日も多くの外国人観光客が訪れ、危険な道路の横断を行う場面が見られました。
現在は幕がない状態町は今年5月、富士山を撮影できないように黒い幕を設置しましたが、先月台風7号対策のため幕を撤去。今も、幕がない状態が続いています。
■商店街でも撮影 地元住民、迷惑行為に悲鳴
富士吉田市富士山とレトロな商店街の写真が撮れる富士吉田市でも、迷惑行為が相次いでいました。
次々と道路に飛び出す次々と道路に飛び出し、写真を撮ろうとする人たち。地元の人も迷惑行為に頭を抱えています。
「朝はものすごく渋滞」 地元の人「(富士山が)見えなくても来るんだよね。皆、ああやってタクシー止まるでしょ。あれが朝はものすごく渋滞する。すごく迷惑」 道路で立ち止まって写真撮影
話を聞いている最中にも、次々と道路で立ち止まって写真撮影をする人が見られました。一歩間違えれば、人身事故になりかねない危険な撮影。
地元の人「ちょっとマナーがね…(撮影に)来るのはやぶさかじゃない。来てもいいんじゃないですか。ある程度、エチケットとかを旅行会社に言ってもらいたい」
(「グッド!モーニング」2024年9月14日放送分より)
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