「第71回日本伝統工芸展」で、日本工芸会総裁賞を受賞した原智さんの「鐵地象嵌花器」を鑑賞される秋篠宮家の次女佳子さま=東京都中央区で2024年9月11日午前9時1分(代表撮影)
写真一覧

 秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまは11日、東京都中央区の日本橋三越本店で始まった「第71回日本伝統工芸展」を鑑賞された。佳子さまは工芸展を主催する日本工芸会の総裁を務める。自ら選んだ総裁賞を含め、陶芸や染織など各部門の入選作品に見る角度を変えながら目を凝らしていた。

 総裁賞に選ばれた金沢市の金工作家、原智さんの「鐵地象嵌(てつじぞうがん)花器」は、黒い鉄地に細い線の象眼でチョウのりんぷんをイメージした模様が施されている。佳子さまは「引き込まれるような思いがいたします」と話し、光の当たり具合で変わる模様の輝きを確かめるように見入っていた。

 佳子さまは高松宮記念賞も選定し、琉球舞踊の衣装を和紙で表現した人形を選んだ。淡い色合いや表情に「優しさが伝わってくるようです」と笑顔を見せていた。【山田奈緒】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。