美濃和紙で作られたブーケを手にされる秋篠宮妃紀子さま=東京都港区の秋篠宮邸で2024年8月14日撮影(宮内庁提供)
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 秋篠宮妃紀子さまは11日、58歳の誕生日を迎えられ、宮内記者会の質問に文書で回答した。インターネット上などで秋篠宮家へのバッシングとも取れる批判が続いていることに「こうした状況に直面したときには、心穏やかに過ごすことが難しく、思い悩むことがある」と答えた。一方で公務などを通して「私たち家族を大切に思ってくださり、理解してくださる方々がいらっしゃることをありがたく感じている」とし、今後も「誠実に務めてまいりたい」と記した。

 今月6日に18歳の誕生日を迎えた長男悠仁さまについて「成年の皇族としての務めをひとつひとつ大事にして、経験を重ねてほしい」と願った。悠仁さまは幼いころからトンボの観察を続けている。紀子さまは「長男が幼稚園や小学校低学年のとき、水分補給係とトンボ見つけ隊の一人として、一緒に野山の水辺のある場所へ出かけた」と懐かしんだ。悠仁さまの進路選択にあたっては「自分の興味を大事に持ち続けてほしい」と希望した。

 紀子さまは4月に能登半島地震で被害を受けた石川県を訪ね、避難先で出産した女性やボランティアの大学生と懇談しており「能登半島に暮らす人々、能登半島を離れて暮らす人々の健康を願わずにはいられない」とつづった。

美濃和紙で作られたブーケを手に秋篠宮さまと話される紀子さま=東京都港区の秋篠宮邸で2024年8月14日撮影(宮内庁提供)
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 国内外でさまざまな活動に取り組む次女佳子さま(29)については「彼女らしいものの見方を育み、新たな視点を持ちながら取り組んでいる様子、どのような仕事にも丁寧に臨んでいる姿を見て、刺激を受けたり学んだりしている」とし、期待をかけた。

 紀子さまは2021年に結婚し、米国で暮らす長女小室眞子さん(32)への思いを尋ねる質問にも答えた。眞子さんから本や音楽の話を聞いた時のことや、一緒に芸術鑑賞や山歩きなどをした思い出は「いまも色あせずに心のアルバムにおさまっている」と答えた。【高島博之】

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