約300品種300万本のチューリップが色鮮やかに咲き誇る「2024となみチューリップフェア」が23日、富山県砺波市の砺波チューリップ公園で開幕した。富山の春の一大風物詩で、初日から大勢の観光客が花の楽園を楽しんだ。
同市は国内有数のチューリップ球根の産地。同フェアは、毎年この季節に開花するチューリップを楽しんでもらおうと1952年にスタートし、今年73回目を迎えた。
会場では、広さ約2600平方メートルの大花壇、高さ約4メートル、長さ約30メートルの「花の大谷」、「水上花壇」などさまざまな趣向で花々を楽しめる。富山市から初めて夫婦で訪れたという中井美和さん(22)は「たくさんの色や種類の花があり、想像以上にきれいでした」と感激していた。
現在の開花状況は約7割で、今月末に満開を迎える予定。同市では5月5日までの期間中、約30万人の人出を見込む。入場料は高校生以上1500円、小・中学生200円。【青山郁子】
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