きょう(10日)2つの熱帯低気圧が台風にまで発達する予想となりました。
1つは東シナ海にある熱帯低気圧。こちらはすでに南西諸島を通り抜けているため、大きな影響はない見込みです。もう1つが日本のはるか南、マリアナ諸島付近にある熱帯低気圧で、こちらは影響が大きくなるとみられています。
台風は発達しながら北西に進み、今度の3連休には沖縄を直撃する予想です。沖縄にお住まいの方はもちろん、飛行機が欠航する可能性があるため、旅行を計画されている方も最新の情報を確認してください。
■今回は迷走ならず
今度の台風の進路は比較的ブレ幅が小さく、迷走した台風10号と比べると予報円はだいぶ小さくなっています。台風10号の時は本州付近の高気圧が弱くどこに進むか予想が難しい状況でしたが、今回は本州付近の高気圧が非常に強いため本州に近づけず沖縄方面に進む可能性が高くなっています。
■台風から離れた本州も影響あり
台風が関東など本州方面に進む可能性はかなり低いですが、間接的な影響をもたらします。
●太平洋高気圧が強まって猛暑つづく
●湿った空気が流れ込みゲリラ雷雨多発
台風は非常に強い上昇気流です。この上昇した空気は宇宙まで行くわけではありません。対流圏界面と呼ばれる空気の境まで上昇するとそれ以上は上昇できず周囲に吹き出すようになります。この吹き出した空気が今度は下降気流となって太平洋高気圧を強める役割をします。今回、太平洋高気圧の中心が本州付近にあるため、3連休まで猛暑が続く原因となるのです。また、台風周辺の湿った空気も見逃せません。この湿った空気が本州に流れ込んでゲリラ雷雨をもたらします。
台風がもたらす暑さと雷雨。遠く離れていても油断が出来ない天気となりそうです。
・熱帯低気圧が列島に影響!関東で連日の激しい雷雨も!猛烈な残暑は終わらない!?・100年以上“猛暑日知らずの街”今年も「エアコンは使っていない」移住の相談は約2倍 さらに、夏でもサウナが味わえる“涼しい街”も・「川に白い水が流れている」で発覚 38年間トイレなどの汚水垂れ流し・690円カット美容室が全国拡大 平日タイムサービス順番待ち 物価高も工夫で価格維持・水没から車を守る特殊シート まるで船…プカプカ浮かぶ 住宅メーカーが開発鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。