大阪府富田林市で当時2歳の女の子をベビーサークルに閉じ込め熱中症で死亡させたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた男(53)の控訴審判決で大阪高裁は被告側の控訴を棄却しました。
控訴審判決によりますと、桃田貴徳被告はおととし6月、内縁関係だった小野真由美受刑者(48)と共謀し、小野受刑者の孫・優陽ちゃん(当時2)をベビーサークルに閉じ込め熱中症で死亡させました。
桃田被告は1審から一貫して「内縁関係は解消されていて、保護責任者の立場にはない」と無罪を主張していました。
これに対し、大阪高裁は「およそ2年半にわたって家族同様に生活し、内縁関係は完全に解消されていなかった」と指摘し「保護責任者だった」と認定したうえで、懲役6年(求刑・懲役7年)を言い渡した1審・大阪地裁堺支部の判断を支持しました。
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