雷によるけが人が出ています。
消防や警察が実況見分をしているのは栃木県真岡市。野外音楽フェスの会場です。
土日の2日間にわたって予定されていたフェスは、8日の午後7時まで行われるはずでしたが。
場内アナウンス
「お客様、大変申し訳ございませんが、中央の避難エリアに移動をお願いします」
午後4時ごろから雨が強まり、さらには落雷も発生しました。
来場者
「すごかったです、ピカーンと光ってバリバリバリってすごかったです」
「(Q.1回だけ?)何回もあったね、何回もあってバスに逃げたけど、最後は見られなかった。中止になっちゃったので」
落雷で10代から20代の男女9人がけがをしたのです。
けがをしたのは清掃のスタッフ。仮設のテントの中で待機していたところ、近くに雷が落ち、9人は手や足のしびれを訴えました。
そのうち6人は救急搬送されましたが、いずれも命に別状はありません。
今回、雷がどう影響したのか分かりませんが、周囲に高い建物がない場所では雷の危険性が高まります。
電力中央研究所が作成した実験映像では、開けた場所に立つマネキンに直接、雷が落ちる様子が分かります。
また、木の近くにいても、人体のほうが電気を伝えやすいため、木に落ちた雷が飛び移ることも。
ただし、5メートルから30メートルの高さの木であれば、てっぺんを45度以上見上げる角度で4メートル以上離れたところは安全です。
来場者
「スタッフが『木のそばにいないでください』と。避雷針も立っていたので『ここからこっちは安全地帯なのでこっちにそのままいて下さい』と」
けがしたスタッフも避難に向け、待機中だったということです。
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