兵庫県の斎藤知事への告発文書の真偽を調査する百条委員会で、知事本人への2回目の証人尋問が行われ、知事は「文書は公益通報にはあたらない」という従来の主張を繰り返しました。
兵庫県 斎藤元彦知事
「誹謗(ひぼう)中傷性が高い文書、噂話を集めて作成したということでしたので、公益通報に該当するとは今も思っていない」「(Q.一連の県の対応手続きで道義的責任はあると思いますか?)県、知事としての対応は問題なかったと思う」
斎藤知事はこのように述べたほか、「公益通報の結果を待たずに処分出来ないかと指示したことはない」など、他の証人とは食い違う内容の証言もありました。
斎藤元彦知事
「(証言の食い違いについて)当時、色んなやり取りがありましたので、私自身の記憶認識としてはそういったやり取り、私が了承したとか指示をしたこととかは記憶として本当にない」
一方、百条委員会の委員からは「公益通報者保護法に明確に違反している」「答弁に疑義がある印象」などと、厳しい意見が相次ぎました。
次回の百条委員会は10月下旬に開かれる予定です。
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