奈良県警=中津成美撮影

 生後2カ月の長男の口におしりふきを入れて殺そうとしたとして、奈良県警は5日夜、同県橿原(かしはら)市大軽町の会社員、東宗也容疑者(28)を殺人未遂の疑いで逮捕した。長男は意識不明の重体。東容疑者は「おしりふきを口の中に入れたことは間違いないが、殺す気はなかった」と容疑を一部否認しているという。

 逮捕容疑は4日午後10時40~50分ごろ、自宅のベビーベッドにいた長男の口におしりふきを入れて殺そうとしたとしている。

 東容疑者はこの時間帯の直後に「子どもが血を噴いている。意識と呼吸がない」と119番通報した。状況を怪しんだ搬送先の病院が警察に通報。県警橿原署などは、5日朝、東容疑者に任意同行を求め、容疑が固まったため逮捕した。

 東容疑者は長男と妻(25)の3人暮らし。妻は4日夜、仕事で不在だったという。署は現時点では虐待などの情報は把握していないという。【皆木成実】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。