陸上自衛隊福知山駐屯地(第7普通科連隊)は、レンジャー訓練中に急性腎不全と診断され入院していた20代の男性3等陸曹が28日に死亡したと、29日発表した。訓練と死亡の因果関係は調査中だとしている。他の隊員4人も熱中症や急性腎不全で入院中で、12月14日までの予定だった訓練は中止された。
同駐屯地広報室によると、レンジャー訓練は19日に始まった。3等陸曹は福知山市内の山中で訓練していた3日目の21日、体調不良を訴えた。翌22日は静養。23日はミーティングに参加したものの、同日午後、市内の病院で急性腎不全と診断され入院、28日朝に心不全で死去した。他の4人は21~23日に入院し、治療中だという。
佐藤教人・第7普通科連隊長兼福知山駐屯地司令は「訓練中の隊員が亡くなったことは痛恨の極みであり、大変重く受け止めている。再発防止のため、原因を究明し、隊員の健康管理に万全を期していく」とのコメントを出した。【庭田学】
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