囲碁の七大タイトルの1つ、名人戦七番勝負の第1局は挑戦者の一力遼棋聖(27)が芝野虎丸名人(24)に勝利しました。4冠達成に向け好スタートを切りました。
名人戦七番勝負の第1局は神奈川県相模原市で開催され、2日目は28日午前9時から始まりました。
芝野虎丸名人は3連覇が懸かり、2度目の挑戦の一力遼棋聖は七大タイトルのうち「天元」と「本因坊」も保持しているので、「名人」を奪取すれば4冠目のタイトルとなります。
対局は午後4時42分、199手までで、挑戦者の一力棋聖が勝利し、4冠達成へ好スタートを切りました。
第2局は来月4日と5日に宮崎県で開かれます。
先に4勝した方がタイトル獲得となります。優勝賞金は3000万円です。
また、一力棋聖は4年に1度開催される「応氏杯世界選手権」の決勝に進出し、日本勢として主要な国際棋戦での19年ぶりの優勝にあと1勝と迫っていて、その第3局は来月8日に行われることになっています。
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