那覇署は27日、孫を装ったおれおれ詐欺で、那覇市の80代女性から現金100万円をだまし取ったとして、本島中部に住む型枠解体作業員の少年(16)を詐欺と窃盗の疑いで再逮捕した。容疑を認めている。少年は7月、別の60代女性から現金20万円をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂容疑で逮捕されていた。

 署によると、被害女性は5月28日、孫を装う男から「タクシー会社にかばんを忘れた」と電話を受け、その後、タクシー会社の職員を名乗る男に「かばんは見つかったが携帯が見つかってない」と説明された。

 さらに、孫を装った男から再び電話があり「100万円貸してほしい」「キャッシュカードをポストに入れておいて。暗証番号も教えて」などと言われ、自宅の郵便受けにキャッシュカードを入れた。

 署は付近の防犯カメラ映像を解析するなどして、少年が郵便受けからキャッシュカードを奪い、コンビニのATMから計100万円を引き出したとして逮捕した。

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