夏休みもいよいよ終盤、9月2日から新学期が始まる学校が多い中、「学校に行くのが辛い」という声も少なくない。
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この問題に対し、子を持つ親や学生本人はどのように向き合うべきか? 「塾の経営者」としての顔をもつお笑いコンビ「笑い飯」の哲夫に聞いた。
まず、笑い飯・哲夫は「本人はちゃんと現実に向き合う必要があるが、命にかかわるほどの状況なら逃げたらいい。この地球はめっちゃ広い。探したら絶対どこかに逃げ場所があるはずだ」と述べた。
その上で「いじめは一人だけの問題ではなく地球の問題だ」と指摘した。
「いじめられた際、『自分はなんて惨めなんだ』などと一人で抱え込むとさらに辛くなってしまうが、『これは地球の問題だ』と捉えることができれば少しマシになる。華厳経に『個にして全、全にして個』という言葉があるように、一人の悩み・一人の問題は全員の問題であり、全員の問題は一人ひとりの問題。いじめられているのは個人でも温暖化問題のようにみんなで解決していくべき問題なのだ」
さらに、笑い飯・哲夫は「その辛さはけっして続かない」と強調した。
「仏教の根幹には『諸行無常』、つまり、全てのものは移ろいゆく、という考えがあるが、今の辛さは10年、20年続くはずもなく、もっと言えば1カ月後に同じだけ辛いというわけでもない。これは同級生・友達関係にも当てはまる。『大人になってから小学校、中学校の友達と今でも会ってますか?』という問いに『定期的に会う』という回答は2%以下だった。『今の場所に固執する必要はない』と思えたら抱えてる悩みも少しちっぽけに思えるはずだ」
(『ABEMAヒルズ』より)
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