川崎で相次ぐ不審火への関与をほのめかす男。逮捕されたはずなのに、また不審火が起きました。
吉村浩司容疑者(56)の供述
「公園のベンチを燃やした」
神奈川県川崎市の連続不審火への関与をほのめかしているのは、コンビニ強盗未遂の疑いで22日に逮捕された吉村容疑者です。
ところが、関与をほのめかしている吉村容疑者が逮捕された後となる25日早朝、団地で不審火が確認されました。最初に不審火が確認された緑道のすぐ近くです。
連続不審火は11日夜から12日未明にかけて公園のベンチなど4カ所で発生したのを皮切りに、5件目、6件目、7件目と続きます。
そして22日に吉村容疑者が逮捕された後、25日に8件目が発生。
5件目、7件目と同じ団地内です。
25日午前4時すぎ、6号棟で部屋の外ですだれが燃える火事がありました。
部屋の前を燃やされた住人
「トイレに立ったら急に赤い炎みたいのが見えて。え?っとか思って出ていったらバーって燃えていた。やじ馬みたいな2人の男の人に『大丈夫?』とか言われて」
住人が自ら消し止めました。現場にいたという2人の勧めもあり、通報したといいます。
部屋の前を燃やされた住人
「回覧でも回っていて、ああ…とは思ったけど、なんで自分のうち?とは思ったけど」
現場近くには今回の放火との関連は不明ですが、残されていたものがあったといいます。
団地の警備担当者
「(Q.オイル缶?ライターの?)そうそう、これくらいの缶。犯人が置いたのか分からない。一応、警察は持っていった。1階のエレベーターの脇に(置いてあった)」
缶の捨て場所ではない場所にライターのオイル缶があったといいます。
男の逮捕後も団地内で不審火が起きたことに住民は。
団地の住人(80代)
「やだね、死んじゃいそうだね。殺されそうだよ。一応用心している。お風呂の窓のほうは鍵してなかったけど、鍵閉めるようにした」
団地の住人(80代)
「(先週)木曜日、捕まってそれからすぐでしょ。なんか怖い気がする。そうなってくると1人じゃない。それがちょっと気になる」
警察は吉村容疑者の関与を調べるとともに、他に火を付けた人物がいるとみて捜査を続けています。
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