将棋の藤井聡太七冠(22)との同学年対決に勝利し、タイトルを奪取した伊藤匠叡王(21)の就位式が行われ、伊藤叡王は「貴重な財産となった」などと述べました。

伊藤匠叡王
「1本将棋の緊迫した場面で藤井さんと対局することができたのが私にとって貴重な財産になったと感じておりますし、そういう将棋が指せるよう努力したいというふうに思いました」

 「叡王」の就位式は23日午前、東京・港区で開かれ、紋付き袴(はかま)の伊藤叡王は叡王の就位状を受け取りました。

 伊藤叡王は4月から6月にかけて開催された叡王戦五番勝負で当時、八大タイトルを独占していた藤井七冠に対し、3勝2敗でタイトルを奪取しました。

 伊藤叡王にとっては同学年の藤井七冠に3度目の挑戦で初めて獲得したタイトルです。

 日本将棋連盟の羽生善治会長は当時、伊藤叡王に対して「今後も藤井竜王・名人と、しのぎを削る勝負を末永く繰り広げられることを期待しています」とコメントしています。

 今年度の伊藤叡王はここまで11勝7敗で、勝率6割台をキープしています。

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