みこしを肩に傾斜30度の石段を下る担ぎ手たち=千葉県館山市の洲崎神社で2024‎年‎8‎月‎21日午後3時11分、岩崎信道撮影

 千葉県館山市の洲崎神社で21日、みこしを担いで急な石段を下りる「お浜出神事」があった。

 源頼朝が戦勝祈願したとされる同神社は、標高119メートルの御手洗山中腹に建ち、参道には「厄祓(やくはらい)坂」と呼ばれる傾斜30度、148段の石段がある。この日の神事では、祭り装束の約50人がみこしを担ぎ、「そりゃ」「どした」などと声をかけながら約20分かけて厄祓坂を下った。

 担ぎ手たちが急傾斜でみこしを差し上げたり、左右に振ったりする様子は迫力があり、集まった参拝客らは盛んにカメラのシャッターを切っていた。【岩崎信道】

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