18日午後10時ごろ、東京都千代田区の皇居内にある馬車庫の休憩室から火が出ているのを宮内庁職員が見つけた。宮内庁などによると、火は約30分でほぼ消し止められ、床や天井の約3平方メートルを焼いた。けが人はおらず、馬車や馬への被害もない。
馬車庫は約800平方メートルの広さで、皇室が行事で使う全ての馬車を保管している。休憩室はその一角にあり約50平方メートル。車馬課が管理し、天皇、皇后両陛下の住まいの御所から約1キロ離れている。
18日午後10時前、車馬課の当直職員がボーンという音や火に気付き、皇宮警察や東京消防庁に連絡した。消防車両十数台が出動した。
休憩室は午後6時ごろからは無人だったという。コンロ周辺が焼けているといい、東京消防庁などが出火原因を調べている。【山田奈緒】
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