大分の別府市で起きた大学生死亡ひき逃げ事件で、全国に重要指名手配されている八田與一(はった よいち)容疑者だが、いまもなお逃走を続けている。事件発生から2年以上が経ち、八田容疑者の家族は何を思うのか。リーゼント刑事こと元徳島県警警部の秋山博康氏が追跡した。
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数多くの加害者側の家族とも長年向き合ってきた秋山氏は「(加害者家族は)事件の共犯者ではない。事件には関係ないかもしれないけど、責任はある。遺族に対してどういう思いでいるかを聞きたい」と語る。
6月29日にABEMA的ニュースショーがおこなった取材で、母親はカメラでの取材を断りつつも、遺族に対して「大変申し訳なく思っています。本当に後悔の念ばかりで、なんで止められなかったのだろう」と息子の行為を詫びながら、いまは話ができる状態ではないと語った。
6月20日には千葉に住む八田容疑者の祖父にも話を聞いていた。「別府の警察に任せてある。我々がああでもないこうでもないって言ってもしゃあない」と話しつつ、孫については「もう死んでる。財布も持たずに別府湾の道路を歩いて行って、着ていたものを脱ぎ捨てている。だから入水自殺して…」と話していた。
逃走する八田容疑者を逮捕しなければ、被害者の家族だけでなく、加害者の家族も困惑する日々が続く。
この状況に秋山氏は「八田容疑者が一緒に住んでいた家族がお母さん。(母親は)共犯者でもない、この事件の容疑者でもない。ただ、現在逃走しているので、一日も早く確保して、すぐに警察に届けるという義務がある」と自身の考えを述べた。
その上で「長年こういった指名手配犯を追ってきましたが、大体どの容疑者も家族には逃亡先から連絡をする。『どこへ逃げている』とは言わない。『俺は元気だから心配するな』という風に。一番接して、一番信頼して、俺のことを心配しているだろうと思う人に連絡する。八田容疑者はお母さんと結構仲が良かったみたいなので、電話している可能性が高い」と推察した。
情報提供は別府警察署(0977-21-2131)まで。X(旧Twitter)の番組公式アカウント(@News_ABEMA)のダイレクトメッセージでも情報を募集している。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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