沖縄県警宮古島署は16日、宮古島市に住む60代女性がSNS型投資詐欺で約1100万円をだまし取られたと発表した。

 署によると女性は5月、インターネット上で投資に関する広告をクリックした。その後、元日銀総裁を名乗る相手からLINE(ライン)で原油先物取引に関するうその投資話を持ちかけられたという。女性は「アシスタント」の指示に従い、8回にわたって指定された口座に計約1100万円を振り込んだ。

 ライン上に取引レートが表示され、約3千万円の利益が出ていると信じた女性が引き出そうとすると、相手から「手数料300万円を支払ってください」と説明された。不審に思って署に相談したところ、詐欺であると発覚した。

 署は「SNSを通じて知り合った相手からお金や投資の話が出たら必ず詐欺を疑って」と注意を呼びかけている。

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