東京都は16日、東京・赤坂の飲食店で赤痢菌による食中毒が発生したと発表しました。都内での赤痢菌による食中毒は2000年の統計開始以来初めてです。
東京都みなと保健所によりますと、港区赤坂にある飲食店で先月31日と今月1日に昼食を食べた男女5人が下痢や発熱などの症状を訴え、2人の検体から赤痢菌が検出されました。
港区はこの飲食店で発生した赤痢菌による食中毒と断定し、飲食店に対して16日から7日間の営業停止を命じました。
赤痢菌は感染力が極めて強く、都内では今年、9人が感染しているものの、食中毒が発生したと断定されるのは都の2000年の統計開始以来初めてです。
飲食店の運営会社は取材に対して「保健所からは食中毒の発生源について様々な可能性があり、特定が出来ていないと聞いている。体調不良のスタッフがおらず、他の利用客から体調不良の報告はない。発生源の特定に向けて保健所の調査に協力する」とコメントしています。
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