■非常に強い台風7号 関東接近は過去最強クラスの勢力で
非常に強い台風7号は、16(金)正午現在、八丈島や三宅島など伊豆諸島を暴風域に巻き込みながら自転車並みの速度で北上中です。7号は関東に最も近づくタイミングで発達のピークを迎える予想で、関東接近台風としては「過去最強クラス」の勢力となりそうです。
午後は、千葉県や茨城県など関東に最も近づき、関東沖で東へ進路を変える予想です。進路を変える時は台風の動きが遅くなるため、今夜にかけて大荒れの天気が長引く恐れがあります。
関東では、台風接近とともに雨や風が強まっています。
午後は千葉県の房総半島でも風速25m以上の暴風域に入る見込みで、関東は午後から今夜にかけてが大荒れのピークとなるでしょう。千葉県や茨城県など沿岸部を中心に外出危険な暴風が吹き荒れ、猛烈な雨が降る恐れがあります。
■線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高まる恐れも
気象庁は、関東の1都6県と伊豆諸島、山梨県で今夜にかけて、東北地方の福島県と宮城県では、今夜からあす午前中にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあるとして、最大限の警戒を呼び掛けています。土砂災害や河川の氾濫、道路冠水などに厳重な警戒が必要です。
【線状降水帯の予測情報】今夜にかけて :伊豆諸島、関東、山梨県
今夜〜あす午前中:福島県、宮城県
※大雨災害の危険度が急激に高まる恐れ 【予想雨量】(あす昼まで多い所)
関東甲信 250mm
東北 200mm
【予想最大瞬間風速】(きょう)
関東、伊豆諸島 60m
東北 45m
東海 35m
【予想される波の高さ】(きょう)
関東、伊豆諸島 10m うねりを伴う
東北 8m うねりを伴う
東海 6m うねりを伴う 【線状降水帯が発生か?】伊豆諸島、関東、山梨県、福島県、宮城県
■台風接近で関東は危険な暴風と大雨 不要不急の外出控えて
過去最強クラスの台風が関東に接近するため、交通機関も計画運休をしたり、屋外のレジャー施設が通常より早めに閉園するなど、きょうは関東各地で台風の影響が出ています。今後、夕方から夜にかけては、さらに状況が悪化する事が予想されますので、大規模停電や物流ストップ、道路大渋滞なども懸念されます。関東ではきょう16(金)、東北ではあす17(土)にかけて、なるべく不要不急の外出は控えて、自宅や避難所など安全第一でお過ごしください。
台風が離れた週末にかけても渋滞や海の事故などには引き続き注意が必要です。
■岐阜県では40℃到達!九州〜東海は熱中症に警戒を続けて
きょうは岐阜県美濃で40℃に到達し、美濃としては6年ぶりの危険な暑さになりました。今年40℃以上を観測するのは全国で9地点目です。西日本では一カ月近く35℃以上の猛暑日が続いている所が多く、昼夜を問わず熱中症対策が欠かせません。お盆休みの疲れも出る頃ですから、体調管理には十分、ご注意ください。
【最高気温】午後2時まで美濃(岐阜) 40.0℃
中村(高知) 39.7℃
新宮(和歌山) 39.3℃ ・お盆に交通マヒの危機 16(金)台風7号がピークで関東接近へ!線状降水帯や猛烈な風で災害多発か?・100年以上“猛暑日知らずの街”今年も「エアコンは使っていない」移住の相談は約2倍 さらに、夏でもサウナが味わえる“涼しい街”も・「川に白い水が流れている」で発覚 38年間トイレなどの汚水垂れ流し・「天国です」夏の平均気温“20℃”真夏日知らず 夏でも長袖…涼しすぎる福島・裏磐梯・「理不尽さに職員は耐えられない」 兵庫県知事パワハラ疑惑 元局長の陳述書公開
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