沖縄県内出版社発行の本から発行年を問わずお勧めの1冊を選ぶ「第6回ゲキ推しの1冊! この『沖縄本』がスゴい!」が14日発表され、宮地竹史さん著「四季の星空ガイド 沖縄の美ら星」(琉球プロジェクト)が選出された。

 本は春から冬にかけて県内でみられる星座や島々に伝わる星の名前、民話などを紹介。琉球プロジェクトの仲村渠理代表と、著者で元石垣島天文台所長の宮地さんが2008年から制作を始め、20年に出版した。

 同日、ジュンク堂書店那覇店で記者発表会があり、宮地さんは「石垣島の高齢者から星に関する多くの話を教えてもらった。星の文化を今の子どもたちにも伝えてほしい」と話した。

 書店関係者らでつくる実行委員会は「過去に良書としてよく読まれた」「タイムリーなジャンル」などを基準に、7冊の候補の中から“ゲキ推しの1冊”を選んだと説明。

 大城洋太朗実行委員長は「小さい頃、祖父母から星の名前を教えてもらった思い出がある。ぜひ、家族で特別な星空の夜を感じていただきたい」と話した。(社会部・知念豊)

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