市の土地でタケノコを掘って販売した市議の処分が取り消され、批判の声も。

江本浩二沼津市議
「私、管理をして、そこから毎年タケノコを掘って利益を得ています」

　去年9月、この“タケノコ発言”が沼津市議会で問題視された江本市議。議会から出席停止処分を受けましたが、「市の土地の管理を肩代わりしている対価だ」として、静岡県に処分取り消しを申し立てていました。

　静岡県は「陳謝を求める懲罰と出席停止に適法性がない」として、処分を取り消す決定を下しました。

江本浩二沼津市議
「大変、喜ばしいことであるが、主張のすべてが認められたわけではない。（今後）しっかりと議論して沼津市議会の秩序を作り上げていきたい」

　今回の決定では、“タケノコ発言”について「言葉の選択は適切性を欠くと言わざるを得ず、反省と今後の発言への配慮を求める」と付け加えられています。

　一方、沼津市議会の議長は…。

沼津市議会　高橋達也議長
「『適切性を欠く』としながら懲罰に適法性が認められないとしたことは疑問。地方自治体の議会運営にも影響を与えるものである」

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