1

登山規制が始まってから、およそ1カ月経った富士山。
オーバーツーリズムの問題が指摘されるなかで、新たな富士登山の楽しさを模索しようという動きも出てきています。

■登山規制実施も…死亡者数は増加

山梨県側 吉田ルート この記事の写真は6枚

富士山の登山者数です。

登山規制が実施されている山梨県側 吉田ルートの登山者は、7月は5万5185人で、2023年より16%減りました。
夜間登山者は、2579人で、2023年より76%減りました。

富士吉田市は、夜通し登る「弾丸登山や、混雑対策などに効果が得られた」と分析しています。

富士山の登山者数

一方で、富士山での死亡者は増加しています。

山梨県側、吉田ルートの死亡者は3人(8日時点)、静岡県側、須走・御殿場・富士宮ルートは4人(12日時点)と、すでに2023年の死亡者を上回っています。

富士山での死亡者

■新たな富士山の楽しみ方

オーバーツーリズムの問題を解決するため、富士山PR事務局は、新たな富士山の楽しみ方として、『御中道(おちゅうどう)』の散策を薦めています。
富士山5合目の景観のよい中腹ルートで、ほぼ平坦な道のりで、2時間10分ほどで巡ることができます。

約2時間10分 御中道の散策

通行できる期間は5月中旬から11月中旬で、5合目駐車場近くにある御中道入口からスタートすると、まず、シャクナゲ、コケモモなどの高山植物を楽しむことができます。

富士山の絶景も

さらに、道中には、雄大な富士山を眺められる絶景スポットや、麓を見下ろせる展望台もあります。
紅葉の時期には、色づいた木々を楽しむこともできます。

御中道の見どころ

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年8月13日放送分より)

この記事の写真を見る(6枚)
・絶景スポットも!富士山中腹の「御中道」 新たな魅力でオーバーツーリズム対策・富士登山ルール変更も混乱続く 半袖&短パン軽装、山小屋予約せず…無視する外国人も・真夜中の富士山 9合目に120人野宿 国籍不明の集団が“弾丸登山”ご来光目当てか・100年以上“猛暑日知らずの街”今年も「エアコンは使っていない」移住の相談は約2倍 さらに、夏でもサウナが味わえる“涼しい街”も・「川に白い水が流れている」で発覚 38年間トイレなどの汚水垂れ流し

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。