台風7号が週末にも関東を直撃する恐れが出ています。一方、名古屋市では82年ぶりに猛暑日の連続記録を更新。異例のお盆休みになっています。

■「生活できない」台風5号で道路が

 被害の爪痕が大きく残されていました。

 東北に被害をもたらした台風5号。普段、水位の低い岩手県岩泉町の川も濁流によって勢いが増し、道路の半分以上が陥没。とても通行できる状態ではなくなりました。

近隣住民
「道路がないと生活できない。生活道路ですからね。早く復旧してほしい」

 ただ、被害が拡大する可能性も…。

 13日に台風7号が発生。週末にかけて関東や東北に直撃する恐れがあります。

■観光客も“週末の予定を変更”

 関東屈指の観光地は戦々恐々です。観光客や外国人客であふれかえる神奈川県鎌倉市。週末のお出掛けも台風の影響で予定を変更せざるを得ない状況です。

観光客(静岡から)
「出掛ける予定があったけど、怖いねって。帰れなくなっても困るので。用がなければ出ないようにしたいなと」

 ハンバーガーが自慢の飲食店は、これまでの台風を経験して早めの対策を取るといいます。

DRAGON BURGER鎌倉店 中島義仁店長
「当店の前には河川があって、これが台風になって大雨が降ると増水してあふれる。この辺り一帯は湖のようになります。前日までに対策を終わらそうと思っている」

 「巨大地震」への備えも続いています。

 巨大地震の想定震源域に含まれる高知県南国市。住民は対応に追われています。

住民
「大きな袋を構えて逃げる時、どうやって逃げるかなって」
「地震がきたらまず家が壊れる。お金とかいる物を準備したけど」

 神奈川県藤沢市の海水浴場でも日頃から津波対策を行っています。

江の島海水浴場協同組合 栗原義忠理事長
「災害があれば、そのような対処をするということは平時の状況から決めているので、南海トラフということだけではなく、日常的にはそのように基準を決めて各店舗やるような形を取っている」

 避難の呼び掛けも徹底しています。

江の島海水浴場協同組合 栗原義忠理事長
「これは津波フラッグといって、津波の警報や注意報が出た時に、海水浴場のお客さんに知らせるためのフラッグ」

 津波注意報などが出た際は旗を大きく振って海水浴客に陸に上がるように促すほか、放送を流したり、ライフガードによる注意喚起も同時に行います。

江の島海水浴場協同組合理事長 栗原義忠さん
「地震が来れば海なので即津波ということは考えられる。規模の大小にかかわらず上に上がってもらう」

 他にもハザードマップの掲載や約100人が避難できる避難塔が設置されています。

 気象庁は13日午後、南海トラフによる異常な地震活動や地殻変動は観測されていないと発表しました。

 内閣府は、このまま特段の変化がなければ15日に注意の呼び掛けを終了する見込みです。

■ゲリラ雷雨&各地で猛暑日

 観光客でにぎわう群馬県草津町。突然、クモの子を散らすように人が少なくなりました。ゲリラ雷雨です。

撮影者
「『もう降らない』と昼出る時、傘置いたら突然、降ってきた」

 福島県桑折町では晴れ間も見えるなか、突然の土砂降りとなりました。

 一方、危険な暑さが続く名古屋市。

街の人
「しんどい」

兵庫からの観光客
「ジワジワ暑い。風も暖かい。吹いているけど」

 13日で20日連続の猛暑日です。82年ぶりに連続記録を更新しました。熱帯夜も18日連続で続いています。

■雪のテーマパーク開場前から行列

 同じく猛暑日となった東京・八王子市。町の一角では朝から意外な光景が。その目的は…。

 真夏にも楽しめる雪のテーマパークに人が殺到していました。子どもたちは一心不乱に雪を掘り、オブジェ作り。

小学生
「こうやって…。バケツに雪をつめてひっくり返した」
「雪遊びが楽しい」

 サーモカメラで見てみると、雪に近い足元などは10℃台に。

父親
「南国から一気に北極に来た気分。熱中症など気を使わなくて良いので大人も楽」

▶テレ朝天気

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