徳島の夏を彩る風物詩「阿波踊り」が12日、徳島市で本格的に始まった。南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表される中、地震への注意を呼びかけながら予定通り開催される。15日まで。
午後6時、太鼓や笛、三味線などによる軽快な「ぞめき囃子(ばやし)」が鳴り響き、華やかな衣装に身を包んだ「連(れん)」と呼ばれるグループが次々に登場した。男性は手に持ったちょうちんやうちわをたくみに動かして腰を低く落とし、女性は編みがさをかぶり指先をしなやかに動かしながら踊りを披露。観客から大きな拍手が送られた。
臨時情報を受け、実行委員会は各会場に避難場所や経路を示したマップを掲示した。踊り手らには事前に確認してもらい、公式ホームページでも公開している。【山本芳博】
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