千葉県柏市周辺で、“ひょっこり”対向車線に出てくる危険な自転車の目撃情報が相次いでいます。遭遇した男性が、恐怖の瞬間を語りました。
■“危険自転車”住民の間でも話題に
“ひょっこり”現れた自転車 この記事の写真対向車線から、ぶつかるように“ひょっこり”現れた自転車。故意に目の前に飛び出してきたように見えます。
今年に入り5件、千葉県の約8キロ圏内で頻発大事故につながりかねない自転車の危険な運転が、今年に入って5件、千葉県のおよそ8キロ圏内で頻発。その多くが、午後5時から8時の間に集中していました。
住民の間でも話題に…こうした危険な運転をする自転車は、住民の間でも話題になっていました。
柏市民「嫌ですね。ぶつかっちゃったら嫌だし。分かっててやってるんでしょうかね」
「柏市民としては怖いなって思います」
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■「被害受けた」動画投稿…男性は恐怖■「被害受けた」動画投稿…男性は恐怖
柏市内を走行中のドラレコ映像11日、テレビ朝日に送られてきた1本の動画。10日午後6時ごろ、柏市内を走行中のドライブレコーダーが捉えた映像です。
街灯の少ない片側1車線の狭い道を、速度を落としながら走っていた次の瞬間でした。画面左上から曲がってきた自転車が、わざと車にぶつかるように飛び出してきました。
気にするそぶりもなし…そのまま立ち去ると、後ろを振り返ることはなく、気にするそぶりもありません。実際に、現場に行ってみました。
自転車に乗った人物が危険な運転をしていた道路。昼間でも交通量の多い道です。
自転車との衝突を回避した男性を取材番組は、自転車との衝突を間一髪で回避した男性に話を聞きました。
車を運転していた男性「左側の道路からいきなり自転車が飛び出してきて、ふらつきながら、私の車の方に向かってきた」 車と自転車との距離“わずか20センチほど”
“車と自転車との距離はわずか20センチほどだった”といいます。
車を運転していた男性「挑発のように見える」すれ違う直前には…。
車を運転していた男性「右手をハンドルから離して、振り回すようなしぐさをしている。あれが何かの合図なのか分からなかったですけど。どちらかというと、挑発のようには見える」 恐怖を感じた男性
片手で運転しながら近付いてくる自転車に、一瞬の出来事とはいえ、男性は恐怖を感じたといいます。
車を運転していた男性「ああいう自転車の運転は、ちょっと勘弁してほしい」
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■“金髪に黒いサングラス・黒い上着”■“金髪に黒いサングラス・黒い上着”
隣の我孫子市でも…隣の我孫子市でも、走行中のトラックが交差点を直進しようとしたその時、止まっている車の間から割り込むようにして1台の自転車が走ってきました。
信号を無視して交差点に進入走ってきた横断歩道は、赤信号。信号を無視して、交差点に進入してきたのです。トラックを運転していた男性は、こう話します。
トラックを運転していた男性「飛び出してきたというよりも、運転手側を驚かせるという意図を感じた」 同じ人物か不明も…共通する特徴
同じ人物かどうかは分かりませんが、今年に入り、千葉県内で目撃された人物と、10日に危険運転をしていた人物には共通する特徴がありました。
車を運転していた男性「金髪で黒いサングラスをかけていて、白いヘッドホンをしていました」 自転車を目撃した男性
「金髪に黒いコートというか、黒い服装でしたね」 “金髪に黒いサングラス・黒い上着を羽織った人物”
“金髪に黒いサングラス・黒い上着を羽織った人物が対向車線にひょっこり飛び出す危険運転を繰り返していた”という目撃情報が相次いでいました。
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■自転車“あおり運転”相談も増加■自転車“あおり運転”相談も増加
2021年、“あおり運転”で実刑判決3年前には、当時33歳の男が自転車で車の前に飛び出すなど“あおり運転”を繰り返したとして、実刑判決を受けたケースもあります。
アトム法律事務所 松井浩一郎弁護士危険運転に詳しい専門家は、こう話します。
アトム法律事務所 松井浩一郎弁護士「自転車も道路交通法上の軽車両という扱いを受けて、いわゆる妨害運転として道路交通法違反に問われる可能性があります。基本的には、3年以下の懲役または50万円以下の罰金」 自転車“あおり運転”の相談も増加
ここ数年、自転車に関する“あおり運転”の相談も増えていると話します。
松井弁護士「あおり運転は近年、厳罰化の傾向がありますので。(自転車も)十分に注意していただければ」
(「グッド!モーニング」2024年4月12日放送分より)
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