7月に埼玉県川口市のマンションの一室で起きた爆発を巡り、県警捜査1課などは8日、この部屋の住人で中国籍の会社員、温泉容疑者(44)を激発物破裂の疑いで逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は7月18日午後8時25分ごろ、同市並木2の自宅マンションの一室で、配管を壊してガスを充満させた後、いずれかの方法で爆発させて建物を損壊したなどとしている。温容疑者は「自殺しようと思ってガスのパイプをいじってガスを出した」などと供述しているという。温容疑者は手や体などにやけどを負ったが軽傷だという。
同課によると、この爆発でガラスやコンクリートの破片が最大約150メートル飛散するなどしてマンションの住人や通行人など20~60代の男女8人が軽傷を負ったほか、近隣の建物19棟、車両37台などにも被害が出た。【安達恒太郎】
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