温泉地の群馬県みなかみ町で「人を殺した」と通報が。警察が“コグレ”を名乗る男の行方を追っています。

■「人を殺した」“コグレ”の行方は?

 群馬県の水上温泉街に近い山間の一軒家で事件が起きました。

110番通報(午前3時51分)
「人を殺した…」

 7日午前4時前、みなかみ町の住宅から人を殺したとの110番通報があり、警察官が駆け付けると木榑正さん92歳と55歳の娘が血を流した状態で倒れているのが見つかりました。

 2人は病院に搬送されましたが、正さんは死亡。娘は頭をけがしましたが、意識はあるということです。

 正さんは刃物のようなもので襲われたとみられ、犯人は凶器を持って逃走している可能性もあるということです。

 警察によりますと、110番通報したのは「ゴグレ」と名乗る男でした。

 亡くなった木榑さんは娘と2人で暮らしていましたが、別の場所に住む長男がいるということです。

近所の住人
「(Q.長男を見掛けたことは?)年に2、3回だよね。年は50代前半かね。人嫌い的な感じはするよね」

 その長男の車が現場近くで見つかりました。慌てて止めたのか、ワイパーは中途半端な状態で止まり、窓も少し開いていました。

 亡くなった木榑さんは長男について6日、こう話していたということです。

近所の住人
「(Q.息子が来ると言っていた?)来るとは言っていない。息子は病気だと言っていた。肝臓が悪くて仕事を休んでいると」

 警察は長男が何らかの事情を知っているとみて、行方を追っています。

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