二松学舎大(東京都千代田区)は7日、論文盗用を認定された前学長の中山政義教授(67)に対し、減給の懲戒処分にしたと発表した。処分は6日付。減給の額や期間は明らかにしていない。
大学側が設置した外部調査委員会が2月に論文1点の盗用を認定し、他の論文や著書についても「存在しない可能性が極めて高い」と指摘していた。
大学側はこれらの論文などを中山氏が研究業績表に載せ続けたことを問題視し、ホームページで「研究者として不適切な行為で、学内の研究不正防止規定に反する」と説明した。
中山氏は国際政治経済学部長や副学長を経て、2023年4月に学長に就任。前後して、複数の論文や著作について「他の論文と酷似している」「存在が疑わしい」などの疑義が浮上していた。中山氏は同年9月に自ら学長を辞任、24年4月からは新しい学長が就任した。【平塚雄太】
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