百貨店の“うなぎ”で食中毒が発生した原因が判明。調理担当者が手を洗っていませんでした。

 5日、今年の夏2度目の「土用の丑(うし)の日」がやってきましたが…。

 前回の「土用の丑の日」に京急百貨店の地下食料品売り場で販売された「うなぎの蒲焼」などを食べた159人が発症した食中毒。

 食中毒を引き起こす「黄色ブドウ球菌」が増加した原因が判明しました。手洗いが不十分だったことです。

京急百貨店の職員
「手洗いをしましたか?」

うなぎ店(伊勢定)の従業員A
「していない」

京急百貨店の職員
「手洗いはしますか?」

うなぎ店(伊勢定)の従業員B
「普段からしない」

食品問題評論家 垣田達哉氏
「あきれたというか…。本当の論外で。どうして、そんなことが守られていなかったのかって。衝撃的なことだと思いますね」

 「うなぎの蒲焼」などを調理する前や調理中に手洗いをしない従業員がいたといいます。

食品問題評論家 垣田達哉氏
「(気温が)30℃くらいの時には、一番活発に(黄色ブドウ球菌は)増えていく。気温が高い、室温が高い場合は倍々ゲームのように増えていく」

 さらに、従業員の健康状態もしっかり把握されていなかったといいます。

 うなぎの販売していた「伊勢定」の営業禁止処分は、現在も解除されていません。

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