面白おかしい顔のひょっとこ面と踊りで見物客を沸かせた夏祭り=宮崎県日向市で2024年8月3日午後6時14分、重春次男撮影

 宮崎県日向市の盛夏を彩る「日向ひょっとこ夏祭り」本祭りが3日夕、市中心部であった。全国の愛好家らでつくる約70連1300人が、ユーモラスな表情の面と赤い法被姿で踊り練り歩き、街は祭り一色に包まれた。

 踊り手は北海道や大阪、鹿児島からも参加。口をとがらせる面白い顔をしたひょっとこ面などを着け、JR日向市駅前や周辺の通りに連なり、「テンテコテン」の笛や太鼓のリズムに乗って独特の身ぶり手ぶりで踊り、詰め掛けた沿道の観客を喜ばせていた。

 熊本県天草市から毎年参加する踊り連の森幸子さん(75)は「観客の皆さんが笑顔になると、自分たちも元気をもらって幸せな気持ちになる」と話した。

 踊りは審査され、京都市の「太秦(うずまさ)・ひょっとこ踊りの会」が、昨年に続き最高賞のひょっとこ大賞に輝き2連覇した。【重春次男】

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