日本高校野球連盟の第6代会長で、5月1日に85歳で亡くなった元早稲田大総長の奥島孝康さんのお別れの会が31日、東京都新宿区の早大大隈記念講堂で開かれた。親交があった人や早大関係者ら約1100人が出席し、別れを惜しんだ。
日本高野連前会長の八田英二さんは追悼の言葉で「高校野球は教育の一環という固い信念のもと、問題解決に奮闘された。次から次への高校野球改革、本当にお疲れ様でした」と述べた。
奥島さんは愛媛県出身。早大第1法学部を卒業後、法学部教授・同学部長などを経て1994～2002年に総長を務めた。野球経験はなかったが、08年に日本高野連会長に就任し、野球特待生の制度化や日本学生野球憲章の全面改正で指導的役割を果たした。11年の東日本大震災発生直後には選抜高校野球大会の開催にこぎつけ、元プロの学生野球資格回復条件の大幅緩和にも尽力した。【石川裕士】
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