千葉県市原市のガラス製造工場で50代の男性従業員が高熱の灰に埋もれる事故があり、死亡しました。他にも従業員3人がけがをしました。

 29日午前11時半ごろ、市原市の姉崎海岸にある日本板硝子株式会社の千葉事業所で、「同僚が灰の下敷きになり埋もれた、意識呼吸なし」と従業員の男性から119番通報がありました。

 警察などによりますと、板ガラスを作る過程でたまった排気ガスを取り除く装置の中で従業員3人がバケツで灰をかき出していたところ、積み重なっていた灰が雪崩のように崩れるなどして埋もれたということです。

 この事故で50代の男性従業員が意識不明の状態で救出され、病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。

 自力で脱出した2人と助け出そうとした別の従業員の合わせて3人がけがをしましたが、命に別状はないということです。

 当時、工場では灰を載せて運ぶベルトコンベアがメンテナンスの停止中で、手作業で灰をかき出していたということです。

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