団員のパワハラを認めた宝塚歌劇団。入学式で新理事長が話した内容は。

■入学式で理事長が話した内容は?

 晴れの舞台で祝辞を述べたのは宝塚音楽学校の村上浩爾理事長。

宝塚音楽学校 村上浩爾理事長
「まずは112期生の皆さん入学、本当におめでとうございます」

 努めて笑顔を見せているようでもある理事長。去年9月に死亡した宝塚歌劇団の女性が生前、上級生からヘアアイロンを押し当られるなど、パワハラ被害を訴えていた問題が浮上すると、会見で…。

宝塚音楽学校 村上浩爾理事長
「ヘアアイロンについては、そのようにおっしゃっているのであれば、証拠となるものをお見せいただくように…」

 パワハラを強く否定する姿勢を見せました。しかし先月、宝塚側が一転してパワハラを認め遺族と合意。去年の発言について聞かれた理事長は…。

宝塚音楽学校 村上浩爾理事長
「あのような発言をしたことについて、非常に反省をしておりますし、大変、失礼なことをしたと深くおわび申し上げたいと考えています」

 今月19日、理事長は新入生にどんな言葉を送ったのでしょうか。

宝塚音楽学校 村上浩爾理事長
「きょう、持っておられる謙虚な真っ白な新たな気持ち。これを決して忘れることなく決して慢心することないように仲間、先輩後輩、先生方、どんな方々と接する時も気持ちを思いやりながら、尊重しながらリスペクトして頑張ってほしいなと。音楽学校でも時代に合わせて指導内容、指導方法を見直すよう継続的に取り組んでいるところ。疑問点や意見や質問があれば決して配慮することなく、相談、質問してほしいと思います」

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