梅雨前線による東北地方の大雨は27日夜にかけて再び強まる見通しで、記録的な豪雨に見舞われた山形、秋田両県では30日にかけて再び警報級となる恐れがある。気象庁は河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒を呼びかけている。
気象庁によると、27日午後1時40分までの72時間の降水量は、山形県真室川町で426ミリ、秋田県由利本荘市で282ミリを記録し、いずれも観測史上で最も多い降水量となっている。
東北地方の28日正午までに予想される24時間の降水量はいずれも多いところで、日本海側で180ミリ、太平洋側で120ミリ。29日正午まででは日本海側で200ミリ、太平洋側で120ミリ。30日ごろにかけて前線に暖かく湿った空気が流れ込み、大雨が降りやすい状況が続く。【井口慎太郎】
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