線状降水帯とは、積乱雲が次々と発生し、風に流されて線状に連なり、同じ地域に数時間にわたって停滞して大量の雨を降らせる現象。線状降水帯が形成されると土砂災害や洪水などの災害リスクが急激に高まりやすくなる。降水域の長さは50~300キロ程度、幅20~50キロ程度。
2018年の西日本豪雨や2020年の九州豪雨など、毎年のように線状降水帯による顕著な大雨が発生し、多くの甚大な災害が生じている。
気象庁は、線状降水帯が発生する可能性を12~6時間前に伝える「半日前予測」について、全国を59ブロックに細分化して発表する運用を2024年5月下旬から開始した。2022年6月に始まった半日前予測はこれまで関東甲信、東海、近畿、中国、九州北部など全国を11に分けた地方ごとに出していた。運用の変更で、より地域を絞り込む。
沖縄県は島が点在し、範囲が広いことから、沖縄本島、八重山、宮古島、大東島の4地方に分けて伝える。
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