大阪メトロは23日、2025年大阪・関西万博で来場者を輸送する自動運転のEV(電気自動車)バスを公開した。現在、実証実験を進めており、万博期間中はレベル4(特定条件下における完全無人運転)での走行を目指す。
公開されたのは25人乗りの大型バスと10人乗りの小型バス。大阪メトロは計10台を導入する。大阪メトロは3月から万博会場周辺で実証実験をしており、開催期間中に大型バスは舞洲(まいしま)駐車場―万博会場(夢洲(ゆめしま))、小型バスは会場内を走行する予定。
大阪メトロの河井英明社長はこの日、大阪市此花区での発表会で「万博で多くの人に将来に向けた期待を持ってもらいたい」と述べた。運転者が同乗し、状況に応じて手動運転に切り替える「レベル2」での試乗も実施。体験した大阪市の横山英幸市長は「(運転手が)ハンドルを離して運転していて、非常に未来を感じる取り組みでわくわくする。楽しみにしてもらえれば。メトロと協力して進めていきたい」と話した。【鈴木拓也】
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