浮島ひまわりらんどで咲き誇るヒマワリ=静岡県沼津市平沼で、2024年7月21日午前9時58分、石川宏撮影
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 静岡県沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」でヒマワリが見ごろを迎え、21日、ひまわり祭りが開かれ、多くの人でにぎわった。ヒマワリは時期をずらして植えており、見ごろは8月上旬まで。

 荒れた農地の景観保全をと2009年に農林水産省の補助を受け、かつての水田約2000平方メートルにヒマワリを植えたのが始まり。今年は5月中旬に約2万5000個の種をポットに植え、6月上旬に地面に植え直した。

 今年の面積は過去最大の約3650平方メートル。ぎらぎらした太陽の下、黄色い花が色鮮やかに咲き誇り、周囲を蜂や他の虫が飛び交っていた。21日は高所作業車の約9メートルのゴンドラからヒマワリを見下ろすイベントもあった。

 浮島地区環境保全推進会の長沢利之会長(72)は「ヒマワリを楽しむとともに、農業や地域の振興も考えてほしい」と話した。同市立浮島中1年の野崎葵(あおい)さん(12)は「元気に咲いてくれて良かった。上から見るときれいで涼しかった」と話した。

【石川宏】

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