大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)で手術用麻酔として利用する筋弛緩(きんしかん)剤の瓶1本(25ミリグラム)が紛失していた問題で、運営する大阪市民病院機構は19日、センター内で発見したと発表した。18日に判明した。
機構によると、11日に手術をした患者にセットするはずだった筋弛緩剤1本(同)が、誤って別の患者の手術で余分にセットされていた。それに気付かず本来の患者の手術後、1本足りず、紛失したと思い込んだという。別の患者の余分の筋弛緩剤は使用されずに返却されており、使った分と返却分、トータルの本数は問題なかった。
機構担当者は「ダブルチェックをしたが、体制が甘かった。順次、再発防止策を実施していく」としている。【長沼辰哉】
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