7月9日に撮影されたホッキョクオオカミの赤ちゃん=那須どうぶつ王国提供

 那須どうぶつ王国(栃木県那須町大島)は17日、国内で初めて生まれたホッキョクオオカミの赤ちゃん2頭のうち1頭が死んだ、と発表した。20日から予定していた一般公開を延期する。

 ホッキョクオオカミは北極圏に生息し「幻の白いオオカミ」とも呼ばれる絶滅危惧種。赤ちゃんは雄と雌各1頭で5月16日に誕生した。

 死んだのは雄の赤ちゃんで、今月13日夕方ごろに呼吸状態が悪化し立てなくなった。酸素吸入や点滴などの処置をしていたが15日昼ごろに死んだ。解剖の結果、多臓器不全を起こしていたという。【村田拓也】

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