今年も猛暑が予想されることを受け、愛知県警は職員の暑さ対策として、制服を着て屋外で活動する警察官らにサングラスの着用やドリンクホルダーの携帯などを認める取り組みを始めた。
県警によると、昨年は暑さの影響で警察官が体調不良を訴えるケースが相次いだという。警察庁は今年4月、各都道府県警に暑さ対策の推進を通達。それを受け、県警は対策を検討してきた。
今回導入された対策により、制服の警察官はサングラスのほか、首元を冷やすネックリングや水にぬらして使うクールタオルも身につけられるようになった。また、水分補給のためドリンクホルダーを持ち歩くこともできる。いずれも制服と同系色または白色とするなど、一定の基準を設ける。実情に応じて、身につけられるグッズを増やすことも検討するという。
ネックリングを首に巻いた県警自動車警ら隊の松田稜也巡査長(28)は「快適さが違う。街頭活動がしやすくなる」。クールタオルを手にした伊藤萌巡査(26)も「炎天下での長時間の仕事はつらい時があった。自転車やオートバイで巡回する職員もいるので助かる」と歓迎した。
県警の春日井文良装備課長は「警察官が倒れては元も子もない。健康管理を徹底していきたい」と話した。【田中理知】
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