記録的な大雨で一時500人以上が孤立した島根県出雲市で、道路の崩落から間一髪で逃れたタクシーの車載映像を入手しました。
■道路が崩落…タクシーがあわや転落に
出雲市の県道 この記事の写真出雲市の県道です。この先の道路が二車線にわたり、崩れてしまっています。
大きく陥没した道路大きく陥没した道路。そこには、取り残された1台の車がありました。そのタクシーのドライブレコーダーに残っていた映像です。
崩落に気づいた運転手は間一髪、転落を免れました。
運転手「右に回避していたら…」 出雲観光タクシー 渡部稔社長「左によって止まったおかげで、滑落はなかったんですが、右に回避していたら、おそらく車両ごと道路と一緒に海岸の方に落ちていた。本当に不幸中の幸いでした」 出雲大社にもつながる観光の大動脈
現場は、出雲大社にもつながる観光の大動脈。9日からの大雨で道路が崩落し、日御碕地区の住民およそ540人に加え、観光客数十人が孤立状態となりました。
「ホテルで足止めになっている」 日御碕コミュニティセンター「ホテルで足止めになっている。なかなか日御碕から出られない観光客もいます」
孤立は、いつ解消されるのでしょうか?
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■観光客は徒歩で脱出…安堵の声も■観光客は徒歩で脱出…安堵の声も
一部の宿泊客がバスで市内中心部へ大雨による道路の崩落で孤立した島根県出雲市の日御碕地区。帰れなくなっていた宿泊客の一部が10日、歩いて孤立地域から脱出し、その後はバスで市内中心部へ戻ることができました。
宿泊客からは、安堵の声が聞かれました。
観光客「ほっとしている」 孤立していた観光客「数日は足止めになるかなと最悪思っていた。とりあえずヤバいみたいな。どうしようかな。今はなんとかなりそう。こちら側に来られてほっとしている」 飯塚俊之出雲市長 飯塚俊之出雲市長
「まずは、道路の復旧をしていかないといけないと。(孤立状態が)長期化したら足りない物資も出てくると思うので、しっかり不足することなく取り組んでいきたい」 「土砂災害警戒情報」も発表(現在は解除)
島根県では、12時間に200ミリ以上という観測史上最大の雨が降る地域があり、「土砂災害警戒情報」も発表されるなど、引き続き大雨への警戒が呼び掛けられています。
夜になって、各地でまた強い雨が降り始めました。
「記録的短時間大雨情報」を発表気象庁は、山口県で猛烈な雨が降っているとして、「記録的短時間大雨情報」を発表しています。
(「グッド!モーニング」2024年7月11日放送分より)
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