去年12月から始まった犯罪被害者らが受刑者などに心情を伝える制度を巡り、池袋暴走事故の遺族が刑務所職員向けの研修で講演を行いました。

 この制度は、刑務官らが希望する被害者や遺族から心情などを聞き取って、事件の加害者である受刑者らに伝え、反省を促すものです。

 5月末までに42件の利用がありました。

 今月10日、制度を担当する刑務官らに向けて、池袋暴走事故で妻と娘を亡くし、実際にこの制度を利用した松永拓也さんが講演しました。

池袋暴走事故の遺族 松永拓也さん
「自分自身にとって後悔しないという面から(制度を利用して)自分の心の回復につながった」

 松永さんはこの制度の利用が、その後の加害者との面会につながったとしています。

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